DATA  秋葉区松ヶ丘 I 様邸  
        設計:金子勉建築設計事務所
        大工:小柳俊二朗

ここのお宅の天井の仕上げはラワン合板の突付け+オイルステイン着色です。
大工さんは小柳さんですが先週から小杉大工さんも応援に来ています。
この二人の大工さんはどちらも金子さん設計の家を数軒作らせていただいています。
3時の一服(現場では一服といいますが、最近は煙草を吸う大工さんも少なくなってきたから
一服という言葉が変わる日も近いのかも・・)
に天井の貼り方についてあれこれと雑談。
丁度金子さんも現場を確認にきてボンドの威力についてあれこれと話が発展。

貼り方の割付を考えて、突付け部分の糸面(1~2mm)をとり、
木工用速乾ボンドを使用して貼り付けていくのですが、

◆小柳大工さん スパーフィニッシュ釘(1mm位)を少しだけ角度をつけて留める。

◆小杉大工さん 写真のように現場で押さえの棒(キリバリ)を何本も作ってボンドが乾くまで押させて留める。

小杉さんはフィニッシュ釘の1mmの穴が嫌だからキリバリで押えるとは言っていましたが、
意外とフィニッシュよりもキリバリをかませた方が効率がいいのかもしれません。
いずれもボンドが乾くまでの押さえ方の方法なのですが、同じ建築家さんの仕上げでも
現場での大工さんのそれぞれのやり方は違うという事です。

限られた大工手間代の中で各々のやり方でよりいい方法を考えて仕上げていく。
話をしていて、何故か得した気分になりました。
他にもっと凄くいいやり方もあるのかもしれませんね。
知ってる大工さんがいたら、教えてください。

でも大工さんって凄いでしょ!

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